値段はまちまちです。

photo1 ランドセルのメーカーといえば、数年前に比べてとても種類が増えてきていると思います。見た目としてはそんなに変わらない気がするのですが、値段はまちまちです。何故こんなに差があるのでしょうか。数万円程度で買える一般的なものから、何十万という高級なものまであります。

そもそもランドセルとはいつから作られていたものなのでしょう。調べて見ますと、江戸時代に幕府が洋式軍隊を導入する際に輸入した兵士の背嚢のオランダ語での呼び名である「ランセル」がなまって「ランドセル」になったとされています。

『歩操新式』にもカタカナ表記で「ランドセル」の語が見られるのだとか。明治時代に帝国陸軍にて将校用背嚢として制定され、以後終戦まで殆ど形を変わらず使用され続けたのだそうです。ランドセルといえば、通学用というイメージがあります。

通学鞄としての利用は、明治に入って官立の模範小学校として開校した学習院で兵士の背嚢を元にした物が使われるようになったのだそうです。後に伊藤博文が当時皇太子だった大正天皇の学習院初等科の入学祝い品として献上し、それがきっかけで世間に徐々に浸透して今のような形になったと言われています。

馬革素材のものも

photo1 日本だけではなく欧米の学校でも似たようなものが使われています。ただし、ドイツの通学かばんは日本のランドセルに比べて素材は質素で軽いものが多いとされています。素材はメーカーによっても違いはありますが、牛革が中心だが、高級なものにはコードバンと呼ばれる馬革素材のものが使用されていることがあります。

また、最近ではメーカーごとに軽さや丈夫さ、手入れの簡単さなどを競っている様子が見受けられ、軽さ上部さ手入れのよさなどの要望から、人工皮革のクラリーノ製が主流になりつつあるようです。デザインについては主流の従来からの学習院型以外にも、上ふたが通常の半分程度の長さのものや横型のものが数年前から登場しています。

色は男子は黒、女子は赤が主流でした。ですが、メーカーごとにカラフルなものが発表されてきたということもあり、「男は黒、女は赤」という既成的概念が崩れてきたためか、ピンク、茶、紺、緑、青などカラフルな色のものや、ツートーンカラーのものも発売されています。

これらのカラーランドセルは既に存在したが、近年着実に需要を伸ばし、都会ではよく目にするようになってきました。また、一部では指定のランドセルを使わせている小学校もあり、国立・私立では比較的多いようです。男女共通の黒や茶色の鞄に校章を箔押しもしくは型押ししたものや、ランドセルとリュックサックの中間的な形の合成繊維製の背負い鞄などがあります。

また最近はランドセルを使用しない学校も出てきたこともあるそうですが、いったんランドセルを廃止した自治体もあるそうです。